FAQ

Q1.ZEROカーボNソイルは、何に使うもの?

A1.ZEROカーボNソイルは、天然素材で作られた自然土の舗装材・雑草抑制材です。

 自然環境にやさしい舗装材です。ZEROカーボNソイルを袋から出して、直接敷き均し・散水・転圧するだけで自然な土の色で固まります。施工後は雑草も生えなくなり、路盤(砂利層)を設ければ、管理車両の通れる土系舗装として使用できます。

Q2.何からつくられていて、人体や環境への影響は大丈夫?

A2.セメント類を一切使用せずに、安全な自然素材から作られています。

ZEROカーボンソイルは、高品質な 自然石粉や山砂、それに多孔質でCO2を吸収しやすい火山灰シラスを主原料とした天然無機質系凝集剤(きよまる君)と高強度でCO2を固定する性質を持つ天然海水から抽出されるマグネシウムを工場でプレミックスしています。マグネシウムは肥料や食品添加物等で使用されているものです。 このように、ZEROカーボNソイルは人体や自然界の動植物に対する安全性が高い環境製品です。

Q3.施工厚さはどのくらい? 1m2当りの使用量はどのくらい必要なの?

A3.施工厚さは 3cmで、製品には、20kg/袋と1tフレコンバックがあり、使用量は1㎡当り2.5袋(50kg)/m2です。

ZEROカーボNソイルの標準施工厚さは、舗装用や雑草抑制用とも、t=3cmです。1㎡当りの使用量は、2.5袋(50kg)/m2 です。 荷姿は、20kg袋製品の場合は、1パレットに50袋積みです。1tフレコンバック製品もあります。

Q4.なぜ水をかけるだけで固まるの?どのくらいの時間で固まるの?

A4.固化材の酸化マグネシウム(にがり成分)が水と反応して固まります。

酸化マグネシウムが水分と結合すると水酸化マグネシウムとなり硬化を開始します 。夏季で1日、冬季で2日でその上を歩けます。
MgO(酸化マグネシウム)+nH2O(水) →  Mg(OH)2(水酸化マグネシウム)+(n-1)H2O(ゲル中の水)   

Q5.施工は簡単なの?

A5.ZEROカーボNソイルの施工は、熟練工は不要で手順は簡単です。

袋から製品を出して敷き均し・散水・転圧するだけで自然土色のまま固化します。20kg袋製品の場合は、すべて人力で施工が可能です。但し、管理車両通行の場所や駐車場では、転圧のためにハンドガイド式振動ローラ等の機械転圧が必要になります。

Q6.何年位持つの? メンテナンスは簡単なの?

A6.概ね10年以上の耐久性があります。メンテナンスをすることで更に長寿命化も図れます。

ZEROカーボNソイルは、一般的なセメント土系舗装材(ソイルセメント)では、5年程度とされる耐久年数を施工場所の気候状況や使用頻度にもよりますが、 概ね10年以上に伸ばすように舗装材の耐久性を高めております。また、ZEROカーボNソイルは、あくまでも自然土を使った土の風合いを持たせた舗装材ですので、経年変化により表面の砂が取れたりクラックが生じる場合もありますが、その部分に新しいZEROカーボNソイルで簡単に補修することができます。

Q7.どうやって二酸化炭素(CO2)を吸収するの?

A7.施工後に空気中のCO2と反応することで、炭酸マグネシウムとしてCO2を吸収固定化します。

水酸化マグネシウムは大気中のCO2を吸収して、化学反応を起こし炭酸マグネシウムとなることでCO2を固定し、強度も増大していきます。
Mg(OH)2(水酸化マグネシウム)+(n-1)H2O(ゲル中の水)+ CO2(二酸化炭素)→MgCO3 ・nH2O(炭酸マグネシウム水和物)

Q8.どのくらいの速度でCO2を吸収するの?

A8.10年以上かけてゆっくりCO2を吸収していきます。

ZEROカーボNソイルのCO2吸着性能試験を公的研究機関で実験していますが、空気中より高濃度 5%のCO2環境下では、900時間(約38日)で約61kg/m3のCO2を吸収していますが、空気中のCO2濃度は0.04%ですので時間をかけて吸収していきます。空気中では、10年以上時間をかけて吸収していきます。

Q9.カーボンニュートラルに役立つの?

A9.ZEROカーボNソイルを施工は、カーボンニュートラルに貢献することが可能です。

ZEROカーボNソイル 1m3当りの製造時のCO2排出量は、54 kg/m3 です。公的研究機関での実証実験では、ZEROカーボNソイルは、約61kg/m3のCO2を吸着固定しているデータがありますので、カーボンニュートラルに貢献できる特性を持っています。

Q10.ZEROカーボNソイルを施工すると、なぜ雑草は生えないの?

A10.除草剤のような成分でなく、雑草が生えない硬さの土になります。

ZEROカーボNソイルには、除草剤のように植物の生長を枯死させるような化学成分は含まれておりません。自然素材から作られた安全安心な製品です。ZEROカーボNソイルを雑草をはやしたくない場所に敷き均し、散水、転圧すると、1~2日で雑草が生えない硬さ(土壌硬度指数 30mm以上)の表面硬度が出ます。これにより雑草の根の伸長を完全に妨ぐことができます。

Q11.いま生えている雑草の上にそのまま施工できるの?

A11.雑草は根茎から除去する必要があります。

ZEROカーボNソイルには、直接雑草に作用して枯死させる成分は含まれていません。 施工前に必ず雑草を根茎から除去する必要があります。根茎の深さに応じて、表土を10~20cmすき取ります。表土をすき取った後は、できれば土砂でなく砕石で所定の高さまで埋戻し、振動コンパクタやタンパ等で転圧してからZEROカーボNソイルを施工します。どうしても、根茎の除去ができない場合は、除草剤で一度完全に枯らしてから施工してください。

Q12.植栽のまわりに施工しても、大丈夫なの?

A12.植栽に影響はほとんどありません。植物の生長を予想して少し根元を開けてもらえれば大丈夫です。

ZEROカーボNソイルは、透水性、保水性があり、固化材には、高アルカリなセメ ントが一切使われていません。低アルカリ性(PH=10程度)なマグネシウムを使用していますので、直接 根に接しなければ樹木なども 枯れる心配はありません。固化材として使用しているマグネシウムは苦土肥料としても使われおり、原料に含まれる多くの微量要素は作物の育成を助ける働きがあります。 

Q13.どのくらい水を透すの?

A13.良く締まった細かい砂程度の水の浸透性です。

ZEROカーボNソイルには、基盤材に細かい砂(粒径2mm以下)を使用していますので、細かな砂を締め固めた状態となります。土の透水性を示す試験データとしては、透水係数 k=2.08×10-3 cm/s となります。セメントを使用した土系舗装材に比べ、水の浸透性は良好です。

Q14.どのくらい水を保水できるの?

A14.ZEROカーボNソイルには、高い保水力があります。

ZEROカーボNソイルには、高い保水能力があります。公的研究機関での保水試験では、舗装厚さ t=3cm では、1m2当り8.48 kgの保水能力があります。また、舗装厚さ t=5cm では、1m2当り12.85 kgの保水能力があります。路面温度上昇抑制舗装研究会が公表する保水性舗装の保水量基準では、保水量3.0 kg/㎡以上(5cm厚)ですので、ZEROカーボNソイルには、保水基準の4倍以上の高い保水力があります。

Q15.ヒートアイランド抑制効果はあるの?

A15.コンクリート舗装やアスファルト舗装に比べ、高いヒートアイランド抑制効果があります。

ZEROカーボNソイルは、コンクリートやアスファルト舗装と違い透水性や保水性があり、地下に水を浸透させます。また、ZEROカーボNソイル自体が保水した水分が蒸発する際の気化熱で表面温度を下げます。打ち水と同じ効果を得ることができます。また、自然な土の色ですので炎天下の照り返しを緩和します。

Q16.どのぐらいの強度があるの?

A16.室内実験では、コンクリートに近い σ=18 N/mm2程度の圧縮強度が出ます。

一般的なセメント系固化材を使用した従来品の平均的な一軸圧縮強度が 8~10 N/mm2に対し、ZEROカーボNソイルは、自社で開発した環強マグネシアの効果で土系舗装材にもかかわらず、コンクリートに近い一軸圧縮強度18 N/mm2 程度を有します。

Q17.ZEROカーボNソイルを施工した舗装は、車両は通行できるの?

A17.条件によっては可能です。

ZEROカーボNソイルは、土系舗装材ですので一般的な車道では使用できませんが、歩道部で管理車両(4 t 車程度)の乗り入れは可能です。但し、その場合は、厚さ15cmの路盤設置とZEROカーボNソイルの施工時に振動ローラやタイヤローラ等の機械転圧が必要になります。

Q18.ZEROカーボNソイルは、駐車場に使えるの?

A18.簡易な駐車場では使用できますが、コンクリートやアスファルトと違い表面の摩耗は生じます。

ZEROカーボNソイルは、路盤工(t=15cm)を設置し、機械転圧をすれば、車両のタイヤ設置圧に耐えられる十分な強度を有しています。但し、自然な風合いを出すために、自然の砂・土と固化材として海水から抽出したにがり成分(酸化マグネシウム)で作られていますので車両を載せることで表面の砂は経年変化で少しずつ摩耗していきますので、これらを許容できる簡易な駐車場であればご使用になれます。

Q19.のり面にも施工できるの?

A19.人力施工では、のり長2m未満、のり勾配 1割5分以下(約30度以下)まで施工可能です。

ZEROカーボNソイルには、のり長さ 2m以下で勾配 1割5分(約30度)以下の緩勾配のり面であれば人力施工(敷き均し、散水、転圧)が可能です。但し、除草、法面整形(締固め)等の下地処理が必要です。

Q20.のり面に吹付施工できるの?

A20.通常のモルタル・コンクリート吹付機で十分に吹付できます。

ZEROカーボNソイルには、吹付に適した骨材(砂・土)で作られていますので、モルタル・コンクリート吹付機で施工できます。プレミックス製品ですので、現場での原材料の計量が不要で、そのまま吹付できますので、省力化と工期短縮が図れます。のり面勾配 1割(45度)までは下地のラス金網が不要です。吹付厚さは、通常、吹付厚さt=3~4cmで施工します。但し、転石がある場合はラス金網が必要です。

Q21.寒冷地でも使えるの?

A21.一般的なセメント土系舗装材に比べ、一軸圧縮強度も高いのである程度の耐寒性があります。

ZEROカーボNソイルは、圧縮強度を高め、従来の土系舗装材よりも凍結融解作用に対する抵抗性を高めていますが、実際の寒冷地で施工する前に試験施工などで冬季の状況を確認されることをお勧めします。尚、凍結深のデータを有する地域においては、アスファルト舗装の際と同に凍結深に対応した凍上抑制層(砕石層) を設けtてください。 

Q22.苔などが生えないの?

A22.日陰で湿潤な場所では、苔や藻類が生える場合があります。

ZEROカーボNソイルは、自然素材から作られて土系舗装材ですので、自然な土と同じように日陰で湿潤な場所では、どうしても苔が生える場合があります。苔などを生やしたくない場合は、その部分だけは、砂利などを敷かれることをお勧めします。

Q23.苔などが生えた場合に除去する方法は?

A23.高圧洗浄を使わずに、市販のクエン酸を水で希釈して軽く水道水で洗浄することで除去できます。

ZEROカーボNソイルは、コンクリートに近い圧縮強度はありますが、自然な土を使った舗装材ですので、高圧洗浄ノズルを強く当てますと洗堀することがあります。水圧を下げれば洗浄することもできますが、できれば、市販のクエン酸を水で5%濃度に希釈したものを使用してください。(濃度5%クエン酸水 クエン酸 500gに対して、水 10リットル)

Q24.不要になった場合の処分方法はどうしたらいいの?

A24.ZEROカーボNソイルは自然素材でできていますので、その場で砕いて土に戻すことができます。

ZEROカーボNソイルは、セメントを使用せずに自然素材から作られています。そのため、不要になった場合もバックホウなどで砕いて自然な土として、その場で土に戻すことが可能で廃棄物の削減ができます。

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